まだ何も知らない同士なのに
引き続きフィリスDXを進行。モチベが乗ってきたと思えば恐れていた悲劇が訪れ少し冷め、またモチベが乗っては疑念を募らせ…という訳の分からない流れが出来上がってしまっている。一つ聞きたい。大丈夫なのだろうか、このソフトは?詳しくは後述する。
ライゼンベルグ直前から再開。今作は、ライゼンベルグで公認試験を受験し、合格することで一旦スタッフロールが流れる。それがエンディングというわけでは無く、スタッフロール後もまだゲームは続くのだが、そこでとりあえず一つの区切りがつく。その最たる象徴として、時間制限がなくなる。つまり、公認試験を合格した後では、自由気ままに探索や調合を行う事が出来るようになるのである。なので、さっさと公認試験を終わらせてしまった方が色々と楽。
…だが、試験までの期間があまりにも残りすぎていて、なんというかもったいないように感じられてしまった。なので、公認試験を受ける前に他の立ち寄れるマップを探索することにする。
で、まず先に立ち寄ったのがこの雪原。雪を見てはしゃげるのは、雪の降らない都会っ子だけだと相場が決まっているのだよ、フィリス嬢。
あれ、こんな子いたっけ…めっちゃかわいい。
進め方次第ではクリアまでに関わらないキャラが出てくるような仕様だから、もしかしたら無印時代はこの子をスルーしていたのかもしれない。
この娘っ子もどうやら公認錬金術士の一人だったようで、推薦状がこの時点でまだ足りていない場合は、この子の課題をクリアすることで入手することが可能な模様。
というわけで、暇だからこの子の課題に挑んでみる。嘘。かわいいからやってみたくなったってだけ。好みの子が目の前にいたら、それを捨ておくゲーマーがどこにいると言うのかね。
が、ダメッ・・・!圧倒的高難易度な課題の前に、フィリス、無念の敗北・・・!
砂を噛むような表情を浮かべるフィリスに、慈悲に溢れる課題変更の提案。後で攻略を見て知ったが、ここの選択肢はどちらを選んでも今後に大きな影響をもたらさなかった模様。
筆者は素直に「変更をお願いします」という選択にした。出来ない時は素直に言った方がいい。これ経験則。若い子ほどこういうことには意固地になりがちだからねぇ!
結果、あっさりクリア。
いきなり課題の内容をやろうとすると理解が追い付かなかったが、一つずつ段を踏んで進めていけば理解できるものでした…という感じの流れ。流石は公認錬金術士様。他人の成長を促すのが上手い。年下なのに。
アーッス…すんごいねキルシェちゃん。すんごいかわいいよこれ。チョコボーイ。
褒めればすぐに調子に乗るあたりがお子ちゃま。だが、それがいい。あと5年ぐらいはそのまま無垢でいてくれ。
「用が済んだから帰る」と言うと、このしょんぼり具合。かわいい。なんだろう。もうこの子が被ってるフードになりたい。この頭頂部から後ろの首筋にかけてを、己の命を賭して温めながらお守りしたい。
そして別れの挨拶がこれである。かわいい。もう二言目には「かわいい」しか言えなくなってくる。ガストスタッフよ、この子が主人公のスピンオフを早く制作するんだ。全責任は私が取る。どう取る?だからどうかお願いします。
雪原で推薦状を手に入れた後、やることがやはり無くなったので一旦ライゼンベルグへ行くことにした。さらばキルシェちゃん。
で、町長に挨拶をして公認試験の受付を済ませる。この受付を済ませてしまうと、試験が終わるまではライゼンベルグから出られなくなると言われたが、迷わず受付完了を選ぶ。
で、残り100日弱をここで過ごそう…と思っていた。が、なんとベッドで試験日まで一気に休むことが可能だという事がここで判明。ならさっさとここに到着して、残り期間をスキップすればよかった。まぁでもこれに気付いていなければキルシェちゃんとの出会いも無かったわけで…そういう意味では結果オーライだったのかもしれない。
で、試験当日。ライバル兼親友のイルメリアと仲良く会場へ向かい…
先生が開始時間ギリギリにヘッドスライディングで到着したところで試験開始。
試験は、筆記、錬金、戦闘の3項目で執り行われるとのこと。最初は筆記からだったが、結構ガチな内容で面白かった。4択問題だったのだが、このゲームをきちんと遊んでいないとちょいちょい間違える程度には難しい。おまけに、各問題に時間制限が課されているため、カンニングも難しい。何だこのガチ具合。まぁ2回目のプレイなので、全問正解余裕なんですけどね。結果は16/20でした!
で、次は調合。そのまんま。いつもの流れで適当にこなす。ぶっちゃけ、筆記で0点を取るレベルでもない限りは、残り2項目は適当でも十分な点が稼げる。なので、ここと戦闘は流す。せいぜい、その場でできる最高を狙う程度の気持ちでいい。楽。
試験の項目が全て終わり、結果発表を待つのみとなった…が、ここで町長からご報告。代々合格者の順位を決めるのがこの試験のお約束だそうで、成績が並んでいる合格者は何かしらの方法でその順位を争わなければならないらしい。初耳である。
で、その順位を決める方法が、町長の一存で戦闘に決まる。なぜだ。町長がご乱心召されたということで、試験合格の権を彼女に握られているフィリスちゃん達は、哀れにも女同士で戦う羽目になる。
…が、みんなめっちゃ乗り気。こんなに血の気のある方々でしたっけ…「うら若き乙女の血がご所望なら、その雨を今ここで降らせてみせましょう」と言わんばかりの勢いである。
最初は、イルメリアvsフィリスちゃん。錬金術士同士の、血で血を洗うブラッドパーティーが今始まる。
というわけで勝利。言っちゃ悪いがびっくりするぐらい弱かった。
次は先生。ここは負けられない。なぜか?ここで勝たないとトロフィーがもらえないから。メタい。
ここの先生は、あらかじめ対策を立てておかないとコテンパンにされて負けるレベルで強いので、受験前に密かに仕込んでいた下劣極まる悪質な炸薬を準備する。まぁ、下劣と言っても「魂削り」と「無力の呪詛」を付けた攻撃アイテムを投げつけるだけなんだけど。ついでに、難易度もEASYに下げちゃうもんね!それは本当に下劣。
はい、勝ち。公認試験ってのは、努力や才能を備えた奴よりも、プレイヤーという神の寵愛を受けている者が最終的には立っているものさ。
というわけで、無事に試験合格。ミッションコンプリートである。長い長い旅を経て、憧れの外界での暮らしを賭けた挑戦だったが、何とか達成。これで、期間制限は解除され、全てから解放された真の意味での自由な旅を開始できる。
といったところでスタッフロール。旅と試験という、過酷な試練を乗り越えた後のスタッフロールだったので、他のアトリエとはまた違った感動がある。
まぁ、最初にも書いた通り、ここからまだ続きがあるんだけどね。てか、ここからがゲーム的には本番。
「外界での自由を賭けた旅」が終わったので、次は「自由になった身で何をしたいかを見つけに行く旅」が始まる。ここからは、自由に旅をしながらメインキャラのサブイベントを進めて、EDフラグを立てていくのが主な目的となる。「EDフラグを立てる段階」と言っても、あながち間違いではない。
もちろん、まだ足を踏み入れていない土地も多々あるので、その辺の探索をしてもいい。やることはまだまだ山積みである。時間という枷が外れたので、本作のウリである”旅”を堪能しようではないか。
…と、思いきや。
まさかのエラーと遭遇。「進行不可で詰み!」とはならなかったものの、セーブをしようとすると画面が暗転したまま進まなくなってしまい、泣く泣く落とさざるを得ない状況に。
オイオイオイ、萎えたわアイツ。誰だ「今作にエラーは無い」と言ったやつ。自分か?自分だわ。完全に油断してた。やるじゃない。いや、こんなことやられてもなぁ…
終わり。現在では、このエラーの発生条件が分ってきたので、遭遇することは無くなってきた。…が、一度こういう目に遭ってしまうと、セーブ前にはやはりちょっぴり肝を冷やされてしまう。バグまみれとあれだけ叩かれていた無印版から、このDX版への流れ。どうしちまったんだ、ガスト。どうしちまったんだ、フィリスちゃん。まぁ、ここ以外でまだバグに遭遇していないだけ、マシにはなったと考えるべきか…?
続く?